director's voice

affordanceさん 革 神奈川

affordance
アフォーダンス
とお呼びします。

何の意味??と思われたでしょうか。
私も思いました。
少し長いですけれど、affordanceさんのHPに書かれていた文章を引用させていただきますね。

affordance= 行為を引き出す (心理学者J・J・ギブソンが作った言葉です。)
全ての“物事”・“環境”が“動物”の 行為をうながしている。というとらえ方です。

例えば
目の前に1つのおにぎりがあります
おにぎりはあなたに“食べる”という行為を引き出します
目の前にいくつかのおにぎりがあります
1つはあなたの大切な人がにぎったおにぎりです
大切な人がにぎったおにぎりがあなたに“食べたい”という感情を引き出します

何気ない日常の中で生まれる様々な行為
affordanceはそのきっかけの一つになりたいと考えます

そんな思いをこめてネーミングをされた革工房です。

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Q
affordanceさんは、「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?

A
革かばん( 2wayトートバッグ,トートバッグ,リュック,ショルダーバッグ )や、
革小物(お財布,小銭入れ,小物入れ,スリッパ,などなど)を出品いたします。

植物の樹皮や渋でなめされた「植物タンニンなめし」で、
日本製のオリジナルのヌメ革(牛革)を使用して作られるaffordanceさんのバッグや革小物。
使うほどに表情が深まって、愛着の増す逸品に育ってゆきそうですね。

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Q
出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
多くの方にご覧いただける機会なので、力がはいってます。
そういう面で、自分の作っている物を改めて見直すようにはなってます。

革の種類やカラーなど、ご自身の気持ちに適うものを
じっくりと選んで展開されているaffordanceさん。
その積み重ねから現在のラインナップの充実につながっていることを思うと、
お仕事の深さが感じられますね。
軽やかな印象と、丁寧な作りが心地よいバッグや小物。

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Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
affordanceさんが大切にしている言葉を教えてください。

A
工房の壁に貼りとめているフレーズ
「光そのものが造形の素材」

現代美術家ジェームス・タレルにあてられた言葉。
日常に当たり前のようにある光をこのように意識した事はなかったので、
そういう普段は気づいていない潜在的な物事に気づけるようになりたいなぁと思って貼ってます。

カバンやお財布など日用品を作っている自分としましては頭に入れておきたい言葉です。
(ちなみにですが、ジェームス・タレルの作品そのものももちろん好きです!)

金沢の21世紀美術館や十日町の光の館で私も作品に出会いました。
ジェームス・タレルにゆかりの言葉が貼られた工房で作られた身の回りの作品!
なんだか、いいですね!

affordanceさんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。

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